2011/09/17

NHK教育放送礼賛

悲しいことに、日本人のほとんどが気付いていないだろうから書かせてもらうが、NHKの教育テレビ(今はETVが正式名称かな?)、ラジオ第2放送はすごいのである。教育・教養のためのチャンネルがテレビ、ラジオで常時放送されているなんていうのは、おそらく世界中でもほんのわずかな国だけだろう。

外国語番組は英語を筆頭に、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、ロシア語、イタリア語などがある。年度によって違うようだが、アラビア語講座もあるし、旅行会話程度でベトナム語、マレーシア語、タイ語などをやっていたこともある。

「きょうの料理」は料理番組界の最大・最強の存在である。女性用(別に男性が見てもいいが)のおしゃれ指南番組もある。教育テレビで私が好きなのは趣味の講座で、ギター、ピアノ、水彩画、水墨画、彫刻、写真撮影、パソコン操作等々、3ヶ月サイクルで色んなのをやっている。

ラジオのほうでは、文化講演会と称する番組で、色んな分野の専門家が、市民講座で話しているのを録音したものを12回シリーズくらいでやっている。市民講座の聴講料を払わずに聴けるのであるから、自分の興味にはまったのがあればお得である。

テレビのほうは受信料を払っているから無料とは言い切れないが、ラジオは完全に無料である。これだけの知識・情報を提供してくれているNHKの教育番組は、もっと視聴されてよいと思う。日本でこのブログを読んでいる皆さん、一度試しに、ずっと教育テレビだけ、あるいはラジオ第2放送だけを流しっぱなしにしてみてはいかが?

(吉田戦車の『汚染るんです』に、チャンネルを教育テレビに固定しているラーメン屋の親父キャラがいた。客が「巨人戦どうなってる?」とチャンネルを換えようとすると、中華鍋で頭をどつくいう設定であった。)

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