2011/09/17

爪の切り方

先日、ふと同僚を見たら、事務所の鋏《はさみ》で爪を切っていた。危なくないのかと思いながら見ていたが、おそらくいつもそうしているのであろう、造作なくやっていた。ただし、かなり大雑把な仕上がりになっていたようだ。

爪は爪切りで切るものと思っているが、要は伸びた爪を短くできればよいわけで、普通の鋏を使っても用は足りる。日本でもそういうことをやっているおやっさんを見たことがあったような気がする。

ギタリスト、特にクラシックギターの演奏者は、爪の手入れには神経を使っている。特に右手の爪は弦を爪《つま》弾くもので、音への影響が大きい。私が習っていた先生は爪切りは使わず、やすりで爪を整えていた。爪切りだと切断面がザラザラして、音が悪くなるからである。

私もやすりの使用を薦められてやってみたが、確かに音は違くなった。弦を爪弾いた時の感触もなめらかになった。使っていたのは、確か「#1000」とか「#2000」とかの細かい目の紙やすりであったと思う。

爪の強度は個人差があるようで、野球でも爪が割れやすい投手がいる。プロのギタリストとなれば、練習だけで一日何時間も弾き続ける訳で、爪が弱い人はハンデを負っている。爪が弱い人は、マニキュアのコーティング剤を塗って爪の強度を補うそうである。

私はといえば、爪が割れるほどギターを弾き込んだことはなく、ギターで爪が割れたことは一度もない。残念ながら…。

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