2011/09/14

文字数の不思議

外国語を勉強していて、昔から不思議に思うことがあったのが、文字数のことである。

例えば、英語とかロシア語をノートに書いて、その下に和訳を書くと、ほとんどの場合、和訳した日本語文のほうが幅が短い。

これは、西洋言語だと単語と単言の間にスペースを入れるから、その分、幅を取るのだろうかとか、日本語は漢字を使うから、文字が少なくてすむからだろうかとか、理由を考えてみるのだが、実際のところなのだろう。

「実際のところどうなのだろう」と書いたのは、そもそも、私が感じている日本語文字のほうが幅が短い(文字数が少ない?)ということ自体が、実際のところどうなのか、という疑問も含んでいるからである。

仮に、日本語のほうが短いとして、私が不思議に思うのは、日本語に翻訳された本と元の言語の本とを比べる機会がある場合、両者の厚さはだいたい同じくらいであることだ。これも、あくまでも個人的な印象の話に過ぎないのだが…。

日本語のほうが文字数が少ないのだとしたら、翻訳したら日本語の本のほうが薄くなるんじゃないかと思うのに、そうはなっていない感じがするのである。どぼちて?

印刷の場合、英語アルファベットなどは、日本語文字よりも小さいから、それだけ1ページあたりの文字数は多くなっていて、ページの総量は変わらないのか。薄々思っていることだが、手書きでは、漢字に対してアルファベットをだいぶ大きく書いている。だから自分のノート上では、日本語の文のほうが見かけ上、短くなってしまうようだ(漢字だけを使う中国語の場合、どうなんだろう?)。

そもそも、私が不思議だと言っているこの話自体、根も葉もない思い込みの可能性が大ではある。

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