2011/11/09

押しがけ応援隊

「押しがけ」なんて言っても、ピンと来ない人も多いのだろうか? バイクや車のバッテリーが上がって、セルモーターでエンジンがかからない時、バイク・車を押して勢いをつけたところでギアを入れて、エンジンを始動させる方法である。これはマニュアル車でできる方法で、詳しくは分からないのだが、オートマ車ではできないはずである。

※ネット検索をしたら、やはりオートマ車では押しがけはできなかった(以下のサイトなど参照)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138184598
http://oshiete.sponichi.co.jp/qa5107734.html

日本で乗っていたバイクが、たまにセルモーターでエンジンがかかりづらいことがあり、押しがけでエンジンをかけたことがよくあった。車(マニュアル車)でも下り坂を利用してやったことがあったが、今の日本なら、ほとんどそういうトラブルは起こらないだろう。

キルギスで、特に田舎で走っている車の多くは、ソ連時代の「(ソ連の)国産車」で、私はキルギスに来るまで見たことも聞いたこともない車種・車名の物である。ソ連時代の車ということは、一番新しくても1990年製、実際にはそれ以前の物だろうから、30~40年くらい使われている車両もあるはずである(外車マニアとかなら、車両モデルを見れば「19xx年製だ」と分かるのだろうが)。

車両の古さ、当時の生産技術、使用環境(ほこりっぽい、寒いなど)があって、エンジンがかからない車はしょっちゅう見かける。村内を歩いていると、エンジンがかからない車を2~3人の人たちで押している光景にしばしば出くわす。

 押しがけ
(バッテリーあがり、ガス欠などで車を押している人はよく見かける)

私は、押しがけを手伝うのが好きで、押しがけをしている車を見ると、駆け寄っていって一緒に押してしまうのである。小さな達成感がある。車の所有者にしてみれば毎度のことだから、押しがけで始動するのは当たり前。手伝っても礼を言わない人もいるが、礼の言葉があるなしに関わらず、私は押しがけが好きなのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿