ネットで見たニュース。
この話で思い出したが、私がマレーシアに協力隊に行った時、配属先はオランウータンの生息地として有名な「ボルネオ島」のサイのこと。
あのあたりはほぼ赤道直下で熱帯だから、動物も植物も、生物の種類はとにかく多種多様である。ただ、ご多分に漏れずというか、ボルネオでも人間が森林を伐採するなどして、生物たちの生息地がなくなり、多くの生物種が絶滅の危機に瀕している。オランウータン、象、猿(オランウータンとは別の)などと共に、サイも絶滅危惧の仲間に入っていた。
ボルネオ島がある島は、マレーシアとインドネシアに分割されていて、マレーシア側のことをボルネオ島と呼び、インドネシア側はカリマンタン島と呼ぶ(ボルネオの中にブルネイ王国という国ある)。
このボルネオ、カリマンタンを合わせた島全土でも、8年前の時点で、サイは残り数頭だと言っていた。ボルネオのジャングルでサイの保護活動をするNGOがいたのだが、この団体の人たちでさえ、実際にサイを目撃したことはないとのことだった。だから、本当のところ、8年前のその時にすでにボルネオのサイは絶滅していたのかも知れない。8年後の今は言わずもがなであろう。
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