(年頭の挨拶の続き。自分の抱負を語っているような内容になっているな…。)
知人たちからのメールには「とにかく健康には気を付けて」と書いてもらっている。ありがたい。5年前までの私だったら、そんなのはお決まりの定型句にすぎないと、聞き流してしまっていた。自分の健康への過信があった。歳を重ねるにつれて、若さとか健康なんてのはいずれ衰退するものだと実感せざるを得ないから、定型句にしたって気遣ってくれることがありがたく感じられる(むしろ、こういうことは定型句以外では表現しようもないのかも)。
同時に私も友人・知人たちの健康を願う。私が歳をとった分、彼らも歳をとっているのに違いない。ただ、「健康」と言っても、当節流行りの「アンチ・エイジング」というのは、どうも承伏しかねる。歳をとるのは、万人が万人避けられぬことだろうに、そのことに「アンチ(=反対・対抗)」するってのはいかがなものか? 仏教徒の多いはずの日本で、こういう言葉が流行るのが不思議でならない(関西の某放送局は「アンチ・エイジング・ステーション」と自局を宣伝していたが、一体それはなんのことなの?!)。
私は今年も「アンチ『アンチ・エイジング』」で行く。歳をとって体力が衰えていくのは寂しいことだが、それは逆らえない現実として受け入れられるようになれば一番いい。ただし、友と楽しみ、他者から求められる働きができるための健康は備えておきたいものだ。
というわけで、何となく年頭の挨拶らしいことも書けたような気がするのでここまでとする。どうぞ皆さん、今年一年健康でいてください。アンチ・エイジングにはだまされないでください。そして皆さんにとって大切な人たちとの関係が良好に保たれますように。
Всё! (以上!)
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