2011/01/04

星座の星はどうやって選ばれたのか?

協力隊の多くが赴任している土地は、夜になると街灯もなく、日が沈んだ後は本当に真っ暗となる。マレーシア隊員時代は、活動地が州都で、街路灯が整備されていて、夜でも明るかった。そのため協力隊任地の中では星が見えずらい場所であった。それでも、出張などで田舎町・村に行くと、夜は文字通り「満天の星」を見ることができた。

キルギスで今いる村は街灯は中心部のごく限られたエリアのみ。星がよく見える。我が家のトイレは屋外にあるため、用を足すために1分ほど歩いて行かなければならないが、夜はその途上で星を見ながら行くのが楽しみである。

これだけ無数の星が見えると、疑問として浮かんでくるのが、「これだけの星の中から、どうやって星座の星を選んだのか?」ということである。

だって、そうではないか。北斗七星、オリオン座、カシオペア座など、天文ファンでない私でも学校の授業で習って知っている星座たちは、なぜあえてそれが選ばれたのか不思議である。夜空にあれだけたくさんの星々があるのだから、他の星を線で結んだって良かっただろうに。

ましてや、古代であれば今よりももっと夜は闇に包まれていただろうと想像されるから、夜空は常にプラネタリウム状態であったろう。それでも現在まで伝えられる星座がなぜに選ばれたのか…?

その疑問への答えに、ある日の夜、トイレに行く時にパッと気づいた。(以下、次回)

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