交通整理? 渋滞原因?

ビシュケクの大きな通りの交差点でしばしば見られる光景に、交通警察と呼ばれる交通の取締りを専門にする警察官が、交差点の真ん中に立って、通行の流れを指示・誘導していることがある。

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(交差点の真ん中で交通整理をする交通警察官)

この交通整理は信号機よりも優先されるようで、たとえ自分の進行方向が青信号であっても、交通警察官が「待て」の指示を出していたら待たなければならない。

なんでこういうことをするのかというと、一つは、政府要人(大統領、大臣)が公用車で移動する際、信号で止まることなく通行できるように、進路になる道を交通規制するのである。まだ動画は撮れていないが、帰国までには必ず取りたい光景で、高級車がその前後にパトカーを従えて、ノンストップで目の前を通っていくのは大名行列と言おうか、特別扱いであることをまざまざと見せ付けられる思いである。

こういう場合は、政府要人の車が通り過ぎるまで、10分くらい待たされることも普通である。まあ、これは要人のセキュリティ確保という意味もあるだろう。

これとは別に交通警察官が交通整理をしていることがある。これがどういうことなのか、私にはよく分からない。

ビシュケクでは車の所有台数が増えて、平日の日中は交通渋滞が常態化している通りがいくつかある。で、そういう渋滞を解消させるために、交通警察が出て、流れを整理しているのだろうと理解していたのだが、どうも見ていると、交通警察が交通整理をし始めると、かえって交通の流れがいびつになり、渋滞が悪化しているように見える。

十字路の縦横の道の一方を止めて、他方を通行させるのだが、その基準がよく分からない。しかも、待たせる時間も警察官の裁量任せのようで、5分くらいずっと進めない場合もある(もちろん5分間通行が許されている道もあるわけだ)。

見ていて、「なんでそれをする必要があるの?」と思わずにはいられないのだが、何かの役には立っているのだろうか? 警察官の権威誇示?

しかし、待たされているドライバーのほうも、ただおとなしく待っているわけでなく、あまりにも規制時間が長くなると、クラクションを鳴らして警察官をせっつく。列の後ろのほうで待たされている車からもプープー、パーパー、クラクションが鳴る。警察官に向かってクラクションを鳴らしている国なんて、そうめったにあるもんじゃないのでは? そこがキルギスの面白いところであるように思う。

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