不要なソフトをインストールしてしまう“罠”

昔書いた「Babylonのインストールはお勧めしない」という記事に、今もアクセスがある。ここは協力隊ブログであって、パソコンの専門ブログではないのだが、Babylonをインストールしてしまって困った人が、解決策を求めて検索をした結果、私のブログにも行き当たるのであろう(私の記事ではBabylonによるトラブルの解決策を示しているわけではない。レジストリをいじる必要があるようなので、本当に厄介なソフトである)。

今は、パソコンを購入した時のままで使うということはぼあり得ず、市販ソフト、フリーソフトを後から追加しながら使うのが当たり前である。で、フリーソフトを入れる時に、知らず知らずに陥ってしまう“罠”がある。

フリーソフトをインストールする時の手順で、最初に利用規約に「同意する」をクリックし、その後はインストール場所、フォルダ名などを指定する画面が出てくるが、たいていは変更する必要がなさそうな項目なので、内容の詳細を読まずに「次へ」をクリックしていく人も多いと思う。

で、最後まで「次へ」をクリックしていけば、めでたくインストール完了となるのだが、この手順の中で、よくよく読んでみると、自分が意図していないソフトが、“ついで”にインストールされるようになっている場合がある(ほとんどフリーソフトでそうである!)。

よく見かけるものとしては、

yah●o!ツールバー
Go●gleツールバー
a●kツールバー
JW w●rdツールバー
Go●gle Chr●me (ウェブブラウザ)
Babyl●n (多言語翻訳)
B●idu IME (日本語変換)

といったあたり。

いやらしいのは、これらのソフトについては、「●●をインストールする」という項目があって、自分で選べるようにはなっているのだが、デフォルト(最初の状態)ではインストールするほうにチェックが入っているのである。だから、ちゃんと読まずに「次へ」をクリックし続けると、“知らないうち”にそのソフトのインストールに同意したことになっているのである。

不要ソフトのインストール以外にも、勝手に同意するほうにチェックが入っている項目があって、「●●のショートカットをデスクトップに作成する」とか「●●をスタートメニューに登録する」とかは勝手にチェックが入っていることが多い。まあ、これらはそのまま進んでもそれほど悪い影響はないと思うが、私はデスクトップは極力すっきりさせておきたいので、デスクトップへのショートカットに関してはチェックを外すことにしている。

デスクトップ、スタートメニューについてはまだ許せるのだが、迷惑なのはファイルの関連付けを変えられてしまうケース。たとえば、デフォルトのウェブブラウザを変えられてしまったり、音声・動画ファイルの再生ソフトを変えられてしまうケースはよく見る。

もちろん、たいていの場合は、自分でファイルの関連付けを設定しなおすことは可能であるが、パソコン(Windows)に詳しくない人にとってはどうしてよいかわからず困惑するケースもあるだろう。また、自分で設定を変更しなおせる場合でも、設定を自分でやり直す手間は面倒である。

ネット上の記事を読むと、「インストールの時にちゃんとに内容を読まずに『次へ』をクリックする本人が悪い」と書いている人もいる。それは正論なのであるが、それならばデフォルトではチェックボックスにチェックが入っていないようにしておけばよいだろうと私は思う。その上でインストールしたいと判断するなら、自分でチェックを入れればよろしかろうに。

この手のソフトがインストールされやすいように、巧妙なやり方でユーザーを誘導しているのはいやらしいと思う。その一方で、有料ソフトにも匹敵するような優れたフリーソフトもあるわけで、「こんなに便利、優秀なソフトをフリーで使ってよいんだろうか」と思うことも多々ある。結局のところ、それらのフリーソフトは、ユーザーが本体ソフト以外にのソフトのインストールもすることで、有料ソフトの会社から一定の見返りがあるということなんだろうと推察するのである。

優秀なソフトを無料で提供してもらうためには、そういう仕組みも必要なことと飲み込むしかないのかも知れない。ユーザーとしては、ちゃんと読まずに「次へ」をクリックすることのないように自衛するのが基本ということだろう。

コメント