日本とキルギスは時差が3時間ある。日付変更線を基準に見れば、日本が3時間早い。キルギスは夏時間はないので、一年中、3時間の時差は変わらない。
時差3時間なので、こちらで9時に職場に出勤する頃、日本で働く人たちは昼休みに入る頃である。こちらで仕事が終わって帰る夕方4~5時は、日本では風呂に入って夕食を食べている頃か。
私は相変わらず短波ラジオ受信でNHKの海外向け放送を聞くことが多いのだが、日本で放送されているものと同時に流れているものは、アナウンサーが「皆さん、おはようございます」と言う時間は、こちらはまだ未明だし、「こんにちは」という時間は、ぼちぼち職場に行きますか、と腰を上げる時間。その度に「日本はもう朝(昼、夜)なんだなぁ」と思う。
「今」という瞬間に、違う場所でそれぞれ生きているのは間違いない。それが証拠に、こちらから日本に電話をしても、3時間先の未来の人と話す訳ではない。日本から見れば、3時間後の過去の人と話している訳でもない。当然の話である。
しかし、生活場面としては、向こうは朝でこちらは未明、向こうは昼でこちらは朝、となっている。同じ瞬間に生きていながら、それぞれ生活場面は異なるのが、いつも不思議なように感じる。
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