2011/10/18

ニュースで気になること

日本(語)のニュースはネットで読でいる。現在、海外で暮らしているという事情もあるが、そもそも日本国内にいた頃も、もうここ数年、新聞でニュースを読むというのは稀になっていた。新聞で読むのは、テレビ欄、4コマ漫画、特集記事、書評、それに社会面の下のほうに出る社告(製品のリコールとか、不祥事によるお詫び広告など)および尋ね人情報(「太郎、父と母は待つ」みたいなやつ。あれだけの情報で、自分に向けられたメッセージだと分かるのか? 何か謎の組織の暗号??)。あ、あと、協力隊が終わって帰国してからは求人欄も見ることになるかな。
今回書こうと思ったのは新聞の話ではなかったのだ…。
ニュースの中で、犯罪関連のものがあると、私には「容疑者の年齢」というのがなんとなく気になる。自分と近い年齢の者が何かしでかしているのを読むと、「ああ、オレもそういうことをしでかす可能性があるかも…」と思い、自分より年齢が高い場合は「オレも○年後にそうならないとは限らなんなぁ」と思う。自分より若い場合は大して気にならない。もうその年齢になる可能性はないからだろう。
もちろん、こんなふうに犯罪者の年齢を自分に引きつけて考えるのは馬鹿馬鹿しいことには違いない。同じ年齢層だからといって、みんなが同じ行動に走る訳ではなし。その犯罪に到るまでの生育暦や直近の生活環境・境遇も異なる。
それでもなんか、ついつい年齢を見てしまう。いや、年齢を見てしまうのは犯罪容疑者に限らない。スポーツ選手、将棋のタイトル獲得者、文学賞受賞者、等々。いつの間にか、それらはみんな自分よりも年下の人達が中心になっている世界だ(囲碁・将棋界は中年もいるけど)。
私のようにニュースを読む者は少数派なのだろうか? でも、ニュースには大抵、容疑者にせよ、何かの功績を挙げた者にせよ年齢が書かれている。ということは、世の中の多くの人はニュースで扱われている人の年齢がいくつなのか、気になっているということの裏返しではないか。
スポーツ新聞の記事は、なぜか選手一人ひとりの年齢が必ず書かれている。あれ、一般紙でもやってくれたら面白そうだが…。「○○首相(63)」「△△厚労相(55)」とか。ついでに星座とか血液型も載せるか? 私はそっちのほうは全然興味ないけど、好きな人は多いのじゃないか。購読部数を延ばす秘策になるかもね。

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