2011/10/05

日本以外では食べられている物

これ、なんだかお分かり?

セーミチキ

そう、ひまわりの種。キルギスではおなじみの「おやつ」。ロシア語で「семечки(セーミチキ)」。「種」の指小語(子供語のように言う愛称)で「おたねちゃん」とか「タネ坊」みたいな感じ。

「え~、ひまわりの種なんかを食べるの?」と言う向きもあるかも知れない。なにせ、日本人にとっては「ひまわりの種 = ハムスターの餌」というイメージが強い。

しかし、海外ではひまわりの種は人間様が普通に食べる物である。マレーシアでも食べていたぞな。マレー語では「kuaci(クアチ)」。私の場合、マレーシアでひまわりの種にはまったから、クアチという名前は忘れていないのだ。

日本にいたって、子供の頃にハムスターや栗鼠《りす》にやるひまわりの種をつまんで食べてみたことがある人はそこそこの数いるんではないか。ただ、それを食べ続けている人は皆無に近い。

セーミチキにせよクアチにせよ、ひまわりの種を食べる文化圏では、みんな手際よくそれを食べている。日本人がひまわりの種を食べようとすると、まず10人中、8~9人は両手で殻を剥こうとしてしまう。これでは時間がかかる。ひまわりの種を効率的に食べるには、片手の指で種をつまんで、歯で殻を割り、舌で実を掻き取って(あるいは唾液で粘着させて)食べる。慣れれば一粒5秒もかからずにポリポリといける。

日本人も木の実・ナッツの類は好きなはず(だって美味しいから)だが、ひまわりの種は食べないのは不思議だ。手頃で安いのに。昔、某コンビニチェーンで、ひまわりの種にチョコをコーティングした菓子が期間限定で販売されていた。マレーシアでのクアチ体験をした後だったので、そのひまわりの種&チョコの菓子はよく買っていた。だが、ひまわりの種はやはり殻を割るところから食べるのが良い。

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