前に書いたことがあるはずだが、キルギスの伝統民族楽器に「КОМУЗ(コムズ)」というのがある。3弦の楽器で、おそらく日本の三味線のご先祖にあたると思う。私は村の音楽学校で週2回のコムズのレッスンを受けている。
2日前、コムズを練習しようとしたら、3本のうちの真ん中の弦が切れていた。
コムズの弦は、基本的には麻糸のような素材で、人によってはナイロン弦を張っていることもある。糸のほうがコムズらしい音がするが、耐久性の問題があるので、ナイロン弦で代用しているのだと思う。ギターもクラシックスタイルだとナイロン弦である。クラシックギター用の弦として専用弦が売られているが、聞いたところでは、コムズに張っているのは釣り糸なんだとか。本当だろうか?
私のコムズの弦が切れたところは、弦を弾く時に指があたる部分。ちょっと前から糸が毛羽立ったような感じになっていたので、気になっていたのだが、やはりそこが弱まっていたのだ。
コムズの弾き過ぎで弦が切れたのだから、練習をたくさんやったということで、その意味では自己満足感はあるのだが、同時に思うのは、爪が長すぎたのではないかということ。爪があたれば、指の肉(皮)の部分で引くよりも弦の摩耗が多くなる。
私はギターを弾くので、それと同じような弾き方(爪ではじく)をしているが、コムズは爪弾きでないのかも知れない。
(この話、コムズを弾かない人にはまったく関心のない話だろうが、備忘録として自分用に書いておく。)
コムズの先生に相談した所、弦の交換をして下さるということで、コムズは預けてきた。今日、取りに行くようにいわれていたので、教室に行ってみたが、先生はお休み…。よくある展開である。
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