キルギスでは、町でも村でも、ポプラの木をよく見かける。私などは一言で「ポプラ」と呼んでいるが、樹木に詳しい人から見ると、同じように見えるポプラでも、その中でもまた種類が分かれているそうである。
5月末頃から、村の中を綿のような物体がフワフワと飛んでいて、最初は、その少し前に咲き乱れていたタンポポの綿毛かと思っていたら、それよりも全然大きい綿なのである。それはポプラから出てきているのであった。
風が強い時などは、綿が一斉に飛び出して、村の中を漂っている。それはまるで雪のようにも見える。
ポプラの枝を見上げてみると、それはそれは綿の大売りバーゲンのような有り様…。
ポプラの種の形状がこんなだとは知らなかったし、こんなに過剰なほどに綿をまき散らす樹だとも知らなかった。
日本だと、北海道大学のポプラ並木が有名だが、あそこでも時季になるとこんな綿毛が飛散しているのだろうか?
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