2011/06/01

停電の影響

東日本大震災で、東北・関東の多くの地域で停電になったという。最近の状況はわからないのだが、今も送電復旧していない・計画停電している地域があるのかも知れない。

今回の大震災の停電は別にして、日本で停電に遭うことはほとんどなかった。今、数日に一度は停電が起こる場所にいると、電気が24時間365日供給されている環境では思いもしなかった停電の影響があることに気付く。

前に書いたことだが、自分の日常生活が電気製品に囲まれていることが、停電になるとよく分かる。パソコン、携帯電話、テレビの類は、まあ我慢するとなれば我慢できるものである。

が、冷蔵庫となるとそうはいかない。特に冷凍庫にとっては、長時間の停電は大問題である。村の家々にも冷蔵庫は見かけるが、冷凍庫を利用している家庭はあまり見かけない気がしていた。これは、どうも、停電が関係あるのかも知れない(冷凍・解凍を繰り返すと、食品の傷みが速いのではなかったか?)。

冷凍庫問題は家庭よりも商店のほうが深刻である。多くの店は冷凍庫があって、肉・魚などを売っている。長時間の停電はこうした食品も傷めることになる。そして、何よりも影響が大きいのはアイスクリームである。もう言わなくてもお分かりいただいていると思う(書きながら、あるカタカナ単語が頭に浮かんだが、時局柄、洒落になりそうにないので控える…)。

商店でアイスクリームを買って、袋を開けてみると変形してしまっているのがよくある。当初、冷凍庫の冷凍温度が高いために、あるいは客が扉・蓋をちゃんと閉めないために、アイスクリームが溶けてしまうのだろうと予想していたが、そんなことよりも停電の影響のほうが大きいはず。

そんなふうに変形してしまったアイスクリーム。日本なら売らない(売ったら客が文句を言うに決まっているから)だろうが、こちらではそのままである。これもまたカルチャーギャップである。

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