他の町・村にいるキルギス協力隊の仲間が、我が村・バコンバエバに遊びに来た。
村にいる観光系の隊員が準備してくれた観光ツアーで、村の周辺の観光スポットを巡った(その隊員にとっては、外国人向けの観光ツアーを組み立てるための調査も兼ねていたようだから、半分はお仕事であった)。
山の上のほうまで車で行き、「パノラマ」と呼ばれる見晴らしの良いポイントへ行った。あいにく、天候が曇りで見通しがなかったが、晴れていればイシククル湖や対岸の山脈も見えるはずである。また、私が住む村も上から全体が俯瞰できそうである。
途中、山に住んでいる老夫婦羊飼いの家に寄ったら、家の中に上げてくれ、お茶をもてなしてもらった。キルギスでは、知らない人であっても訪ねた来た人にはお茶とパンを出すのが礼儀である。その家で出されたミルクティーの牛乳は、自家で取れた新鮮なものだったようで、味が濃くとても美味しかった。
ただ、ここで食べ物を口にしたのが、私にとってはよくなかった。実は、前夜に隊員同士の飲み会で酒を飲み過ぎた上に睡眠不足でこのツアーに参加していたから、その家に暇を告げて車で移動を再開したら途端に吐き気を催してしまった。お茶とパンに胃が拒否反応を起こしてしまった。
で、その後のツアーはリタイア。一人だけ家に戻って休養。他のメンバーは「マンジュール・アタ(Манжыл Ата)」という、キルギス人の聖地になっている場所に行った。私は以前、別の機会にそこを訪れたことがあったが、ここは子を授かるように願をかける所らしく、若いキルギス人夫婦の姿を見かけた。どこの国でもそういう願をかける場所があるものらしい。
まだいくつか観光コースに入れられそうな所があるようで、それらを巡れたらと思っている。暖かくなってきて、キルギス人は活動的になってきたが、キルギスにいる我々協力隊員も同じように活発に動きだしている感じである。
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