2011/04/30

4月12日は記念日だった

とうに日数が過ぎているが、旧ソ連の国にいて、キルギス人からちょっとだけ話が出ていたのでブログに記録しておく。

4月12日はガガーリンの記念日だったとのこと。その日に、職場のスタッフから「今日は宇宙の記念日だぞ」みたいなことを言われ、どうしてかと尋ねると「ガガーリン…(あとは聞き取れず)」と言っていた。

ガガーリンと言えば、人類初の宇宙飛行をした人物だから、日本人の私だって知っている。4月12日はガガーリンに縁《ゆかり》のある日だから、記念日になっているということだろう。

しかし、「縁」と言ったってどういう縁なのか。誕生日なのか、宇宙飛行に成功した日なのか。こういう時はウィキペディアで検索。色々と批判もあるし、私もすぐにウィキペディアで検索する癖は、自分で物事を調べる能力を劣化させていると思いつつも、すぐに情報が出せて便利なのと、海外にいる現状では仕方ないと割り切って(言い訳して)使ってしまっている。

◆ウィキペディア
「ユーリイ・ガガーリン」の項

記念日になっている4月12日は、1961年に彼が宇宙飛行を成功させた日であった。ウィキの記事には、当時の東西冷戦を背景に、色々なエピソードが書かれていておもしろかった。今の20代の人には「冷戦」なんて言っても、実感がないんだろうね。当時は「ソ連は自国に都合の悪い情報を隠している」と、ソ連政府を悪く言ったものだったが、考えてみれば、どの時代だって為政者は自分の都合の悪い話は出さないものだ。問題はどこまでを「都合が悪い」と捉えるかの差である。

ウィキの「ガガーリン」の項の中にあった、アネクドート(анекдот)も愉快であった(「アネクドート」とはロシア語で「ジョーク小咄《こばなし》」のことである)。

「神はいなかった」

ちなみに、キルギスではこの日は祝日でもなんでもなかった。

あ、宇宙の話だから一応「天文」のタグを付けておこう(「天文」タグは久しぶり…)。

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