前に書きかけた記事を引っ張り出してきたので、季節はずれの内容になってしまったが、冬の間、キルギスでも売られていたみかんの話。
キルギス人もみかんは好きなようで、冬の間はあちこちの家に置かれているのを見かけた。キルギスで売られているみかんはどうやら中国からの輸入品のようであった(包装紙に漢字がプリントされていた)。
売られている品種の中には、日本では見たことがないような小さな、柚子《ゆず》やかぼす程度の大きさのものがあって、味が濃縮されるせいなのか甘みが強かった。ただ、小さいので皮をむくのは細かくて面倒ではあった。
「皮をむく」と言えば、日本人のみかんの皮のむき方は、みかんの底を基点として、星形、あるいはヒトデ型のようにむいていくのが一般的である。
こちらではそうやってみかんの皮をむいている人は一度も見なかった。どこか皮をむくとっかかりを見つけ、そこから剥いでちぎっていくような感じである。むき終わった時には、皮は四つ五つくらいにバラバラになっている。
私から見ると随分雑なむき方に見えたのだが、確かマレーシアにいた時も同じような感想を持ったことがあったから、おそらく日本人以外では“バラバラむき”のほうが一般的なのだろうし、彼らからは日本人のむき方は手間がかかるし、いちいち神経質ということになるのかも知れない。
カンボジアも剥いでちぎっていくようなむき方でしたよ。
返信削除私がヒトデ型にむいてたら、驚きの表情で、手にとって確認されたことがあります(笑)
確かに、一手間かけてる感はありますね。
はなべさん、コメントありがとうございます。
返信削除(はなべさんはカンボジアOVの方? ハンドルネームからはどなたか分からないのですが…。すみません)
私が前回協力隊で行ったマレーシアでも、みかんはちぎり剥き方式でしたね。日本人のようなヒトデ型剥きは少ないんだと思います。