第2ビシュケク駅の構内で見つけた自動販売機。
菓子と飲み物が買える自販機で、ためしに何か買ってみようと紙幣(50ソム札)を挿入しようとしてみたが、吸い込まれず、結局買うことはできなかった。
なぜに自販機などを紹介したかと言えば、自販機はキルギスでは珍しい物だからである。私が知っているのは、この第2ビシュケク駅と、ЦУМ(ツム)という百貨店の2階にある物しか知らない。
日本でなら自販機は珍しい物でもなんでもない(商品の取り出し方法が変わっていたりする「珍しい自販機」はあるけど)。ただ、私が旅行などで行った経験や、人から聞く話では、日本以外の国では自販機というのは一般的でないことがほとんどのようである(私は事情を知らないのだが、韓国なんかはどうなのであろうか?)。
「なんでだろ~、なんでだろ~?」と思うのだが、一つには、多くの国では自販機は盗難の対象になりやすいからだという。確かに、自販機の中には売上げと釣銭の金が入っているし、商品自体もあるわけだから、犯罪者にとっては狙う対象になることは考えられる。
だから、日本のように屋外に自販機が設置されているのを見ると、多くの外国人は驚くらしい。そんなふうに商品が販売されている姿は、お国では見たこともなければ、想像さえしたことがないのではないか。確かに、私がキルギスで見た自販機の2台ともが屋内に設置された物である。つまり、昼間は店員なり駅員なりの目が届き、夜間は鍵をかけて人が侵入できない場所に置かれている。
そんな話を聞くと、自販機というのは、(悪化しているとは言われるけれど)日本の治安の良さの象徴のような物とも言え、ちょっと違った意味合いで見えてくる。
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