なんか、ここ最近、バコンバエバ村の電気供給が安定していない感じである。昨年の5、6月頃は、季節の変わり目のせいか午後になると風が強く吹くのであったが、その度に停電になっていた。何回目からは、風が吹く音がすると、「あ、こりゃ、停電来るな…」と予想できるようになっていた。そして、予想通りに電気が停まった。
別の村に行った時に、そこでも強風が吹き始めたので停電を予想していたが、そこでは停電は起こらなかった。そこで吹く風のほうが強かったのに。つまり、バコンバエバ村の送電設備が脆弱、ということなのか?
先日、野菜を買おうと小店に入ったが、折しも停電中。以前にも書いたかも知れないが、キルギスでは野菜も菓子も計り売りが基本。特に田舎の店ではそうである。
私が、野菜を取って、店のおばちゃんに渡そうとすると、「停電だから計れない」と言って断られてしまった。秤《はかり》が電気式なのである。だから、停電中は目方が計れず、したがって販売もできないというわけだ。
電気式の秤というのは、日本で肉屋が使ってるのと同じような物。キロあたりの単価を打ち込んで、商品を載せると値段が出る。確かに、これはアナログ(針)の秤でやるよりは簡単である。
しかし、これだけ停電が多い村なのだから、アナログ秤も常備しておくべきだと発想しないのだろうかねぇ…? 良くも悪くも、商売っ気がない。
0 件のコメント:
コメントを投稿