キルギス人もインスタントラーメンを食べる。
町のスーパーマーケットや村の商店で売られている。スーパーのほうが商品種が多い。
カップラーメンも売られている。ただし、日本が世界に誇る(?)「CUP N●●DLE」は、キルギスでは見たことがない。個人的には、是非、ここでもシーフードとかカレーとかを食べたい。ニッ●ンさん、市場拡大のチャンスですよ!
日本のインスタントラーメンはまるで入って来ていないのだが、韓国製のは、首都ビシュケクのスーパーマーケットチェーンでは必ず売られている。これはこれでおいしい。他のはロシア製(あるいはカザフスタン辺りのもあるかも)のようだが、味に関しては韓国製のインスタントラーメンが日本人の口には合う。
この写真のは「辛」と漢字で書かれている(し、パッケージも真っ赤だから)ので分かると思うが、辛口ラーメン。日本でもこの手のは売り出されたことはあったと思うが、結局、あんまり定着してないようだ。激辛ラーメンの店とかもあるが、日本人にしてみれば、ラーメンはいつもいつも辛口で食べる物というイメージはないのじゃないか。では逆に、韓国の人たちは日常的に辛口ラーメンを食べているんかな?
韓国製のインスタントラーメンで、添付されている乾燥具材に昆布が入っているのがあり、日本ではこういうのは見たことがないなと思いながら食したら、これが実に胃にやさしい感じでおいしかった。しかし、これも首都でなければ買えないので、その後は食べていない。
韓国製ラーメンの話ばかりになってしまったが、ロシア製のにもおいしいのはある。値段が安い物(8ソム≒13円)の中には、麺に臭みがあって、私は避けている商品もある。15ソムくらいの物ならば、まずまず。ちなみに、韓国ラーメンは40ソムくらいだから、ちょっと高い(日本円で換算したらそうでもないのだが)。
こちらで売られているラーメンで、日本と決定的に違うこと。それは「だし」。
こちらのラーメンには、絶対に「豚骨スープ」のラーメンは売っていない。もう察している読者もいるだろうが、それは宗教的な理由による。イスラム教では豚は禁忌として食べない。誰も食べない物を陳列しても売れないから、売られていない。
(では、ロシアなんかでは豚骨スープのインスタントラーメンは製造・販売されているのか? そもそも、豚骨ラーメンは、日本とか中国くらいでしか食されていないのだろうか?)
当ブログを読んでいる方で、もし、イスラム教徒の人を観光案内なんかで食事に連れて行く場合には、是非、そのことを留意しておかれたし。豚骨スープのラーメン屋はNGだし、鶏ガラでスープを取っている店でも、チャーシューは豚であろうから、これもまたNG。まあ、ラーメン屋には案内しないのが無難ということか(勿論、とんかつ屋もダメよ)。
食の禁忌ルールについては、我々日本人は、ピンと来ないものがある(とは言っても、日本人の多くが「仏教徒」と自覚しているその仏教では、本来、肉食《にくじき》は禁止である)が、世界には豚食を避けている人たち、あるいは牛食を避けている人たちがいて、それらの禁忌については軽んじて見るべきではないのである。
うん、でも個人的には豚骨ラーメン食いたかぁ…
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