キルギスの料理ももっと紹介しなくてはならんですな。
ШОРПО(ショルポ)はスープのこと。羊、または牛、馬などの肉を煮込んでだしをとり、そこにじゃがいもを入れたもの。
写真に写っているじゃがいもは、私が食べかけた後で申し訳ない…(大体、食べ物の写真というのは、食べかけてから「あっ、写真取り忘れてた!」と気付くのである。これは私だけではない)。
この写真では具はじゃがいもだけだが、家によっては、にんじんも入っている。また、だしをとった時の肉を入れてあるものもある。
聞くところでは、だしをとるために羊なら4時間、牛・馬なら5~6時間煮込みの時間が要るらしい。この間、灰汁《あく》がどんどん出てくるから、それをとらなければいけないが、それは男子の役割と決まっているそうである。だから、人の家でやるお祝いに行くと、釜の前でずっと番をしている若い男を見るのである。
この灰汁とりを丹念にやらないと、スープのできあがりがくさくなり、また濁りも残ってしまう。現に「あ、このショルポくさいなぁ」というのにも、何度か出会ったことがある。
逆に「これほど美味いショルポはない!」というのも一度あり、それは知人宅で出たショルポだったが、勧められるままにお代わりを3杯させてもらった。そこの家でまたショルポをご馳走になりたい、というのが私の残り1年の願望の一つである(はしたないねぇ…)。
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