2011/03/13

キルギス人の気遣い

今回の東日本地震は、こちらのニュースでも引き続きトップで扱われている。

昨日の夜から今日にかけて、職場の同僚達が電話をしてきてくれた。「お前の家族は大丈夫か?」と。ニュースを見て・聞いて、すぐに「うちの職場の日本人」と連想して、連絡をくれたのだと思う。

職場でスケベ話しかせず、「こりゃダメだ」と思う所が多い人から、真っ先に電話があった。

いつも携帯電話のクレジットがギリギリで、今回も話している途中で切れてしまったスタッフもいる(こちらから「家族は無事。ご心配ありがとう」とSMSを送信しておいた)。

現在、村ではなく首都のほうで仕事をしている職場のトップも連絡をくれた。

普段は、常に円滑に仕事が進むわけはなく、仕事のパートナーとしては色々とがっかりすることもある人たちだけれど、こうしてすぐに連絡をしてくれたことはありがたかった。

ホームステイ先の家族も、ニュースの時間は優先的にチャンネルを合わせてくれ「ニュースの時間だよ!」と声をかけてくれる。

もちろん、日本から遠く離れて暮らしている彼らに、今回の地震で直接的な苦痛はない(今のところ、家族・友人の被災の知らせがない点で私も同じだ)。しかし、同じ村で身近に住んでいる日本人(私)に声をかけ、家族の心配をしてくれることで、彼らがこの地震で被害に遭っている日本人と日本を心配し、励まそうという善意を示してくれていると思う。

おそらく、今回の地震に関して、この村にいるキルギス人が今できることって、そういうことなのだ。

被災されている方が、このブログを読むとは到底思えないのだが、キルギスのこんな小さな村の人たちも、日本のことを心配してくれていることは書いておこうと思った。

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