3月中旬から、加速度的に暖かさが増してきている。この春一番の蠅を発見したことを書いたのが3月19日。出現する蠅の数は確実に増えている。
さらに私が見つけられた変化としては、ミツバチも登場。いよいよ、蠅と蜂の競演が始まり、あの鬱陶しい羽音に悩まされる季節がそこまで来ている…。
一匹ではあったが、蟻も見かけた。マレーシアは一年中夏だったから、蟻は一年中活動していたし、その種類もたくさんであった。キルギスは、気温がマイナスになる場所だから、蟻たちは巣穴で越冬して、その間は姿を見ることがなかった。彼らも春を告げる生き物の代表だろう。
村内を飛んでいる鳥も、1ヶ月前には見かけなかったようなのがいるのに2~3日前に気付いた。コンパクトデジカメで鳥を撮影するのは、結構、難しいのであるが、何とか撮影できたらブログにアップしよう。鳥好きの友人もこのブログを見ている(かも知れない)ので。
さて、春の到来を告げるものの中で、一番インパクトがあったもの。
ホームステイ先の家で飼っている羊。何気なく柵の中の様子を見に行ったら、なんか、いつもと違って貧相な感じになっていた。一瞬、状況がつかめなかったが、毛を刈られていることにすぐに気付いた。
ちょっと前までは
こんな感じ(↑)で、モコモコとした毛皮で暖かそうだったのだが、
大人の羊はみんな毛を刈られていた。寒い時季に毛を刈って、羊が体調を崩すことのないように、暖かくなったタイミングで毛を刈るのだろう。これを「優しい」と言っていいものなのかはわからんが…。人間でも、髪を切って風邪をひいた話はよく聞くしね。
よく見ると、毛を刈られた黒羊の右に移っている白い子羊(こちらは毛は刈られていない)も、毛皮の分のかさはあるが、大人と同じくらいの大きさになっている。年越しの前後に生まれていたはずだから、3ヶ月弱でここまで大きくなったのだ。
それと、茶色っぽい毛皮の羊も、毛の根元近くは黒っぽい色だというのも発見した。確かに、子羊は真っ黒(奥側に1頭映っている)だから、どうして茶色になるのかと思っていたが、根元は黒いままだと分かった。太陽光線の影響か何かで色が茶色になるんだろうか? (人間でも、夏場は陽を浴びて、自然に色が茶色っぽくなるという人に会ったことがある)。
刈られた羊毛は、洗った後でフェルト生地に加工されて、カーペット、壁掛けなどの原料となる(それを専門にやっている隊員が同じ村にいるから、そのうち、写真を撮らせてもらってアップしたい)。
貧相な 羊見て知る 春到来
…お粗末。
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