2012/01/22

珍しくなくなる

キルギスに渡航した直後は「え?」とか「こんなのいいの?」みたいに驚いていたことも、1年半も過ごしているうちに、そのことを意識することさえなくなるものである。

その最たるものが、「ペットボトルで売られているビール」である。

Nashe (食堂の棚に陳列されていたビール。銘柄は「НАШЕ/ナーシェ/」。
「私たちの」という意味のキルギス国産ビールである。)

まあ、最近ではビールがペットボトルに入っていることなんか、全然、珍しいとも不思議とも思わなくなっているのだが、帰国したら逆に「なんでペットボトル入りビールがないの?」となるのかも知れない。

日本でも売ればいいのに、と思ったりもするのだが、おそらく衛生上の問題でやらないのではないか? (実際、キルギスでペットボトル入りビールで当たった隊員がいた。ボトルの下に、沈殿物があったそうな…)

ペットボトル入りビール自体は気にしなくなっているが、このボトルを開ける時の開け方には、いつも気を遣っている。要は、炭酸飲料と同じで、上手く開けないと、泡が吹き出してきてしまうので、ゆっくりとガスを抜きながら開ける。

海外のビールで驚いたと言えば、マレーシアにいた時、あちらの食堂や屋台でビールを頼むと、氷の入ったコップにビールが注がれて出されていた。日本でこれをやると、「味が薄まってまずくなる」と嫌う人が多いが、私はマレーシアで慣れた。熱帯だから、ビールがすぐにぬるまってしまうわけで、氷を入れて冷たく飲むのが美味しい。

ついでに…

ベトナム隊員だった人によれば、あそこでは、一緒に飲んでいる人のコップにまだビールが残っていても(3~4口分くらい?)、新しく注ぐ前に全部、道に捨て流してしまうのだそうだ。「まだ飲んでる途中なのに…」と思うことが度々あったと聞いた。

枝豆とかから作った飲料を、ビールの代わりにして飲んでいるのも、よその国の人から見たら、随分不思議なさまに思えるかもね。

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