2011/06/20

ジサノサジ加減

(語呂合わせの利いたタイトルのつもりであったが、どうもねぇ…。)

キルギスと日本の時差はマイナス3時間。キルギスのほうが3時間遅い。

時差が-3時間だから、短波放送で「夜7時のニュース」を聴くのは夕方4時。日本でこのニュース番組を聴く時は、「もう夜だな」という感じがあったが、こちらでは夕方になりかけくらい。特に夏季は陽が長いから、夕方4時でもまだまだ真っ昼間という感覚のほうが近い(4時というと、仕事のある時は聴けないことも多い)。

NHKラジオの「ラジオ深夜便」なんかもたまに聴くが、アナウンサーが「夜1時台のコーナーは…」と番組を進めている時も、こちらはまだ夜10時。日本で聴いている人たちは、深夜の雰囲気の中にいるのだろが、こちらはまだ深夜と呼べる時間ではない。

短波放送の聴取感覚の違いは、別にどうという話ではないが、困るのが日本にいる相手と電話をするような時だ。例えば夜9時なら、親しい者同士ならまだ電話をかけても許される(と思う)時間であるが、時差のことを考えると日本は深夜0時で、そんな時間に電話を鳴らすのは不躾である。

電話をかけるのは実家くらいであるが、ふと何かを思いついて「あ、電話しようかな」と思うのだが、日本の現地時間を考えると電話を躊躇することもある。

このことは電話だけではなく、メールでも同じだ。「メールなんて好きな時間に読めるから、構わないだろう」と思いがちだが、やり取りのある友人・知人の中には、携帯メールを連絡先にしている人も多くいるので、そういう相手には、こちらがメールを送信した時に、ほぼ時間差なしで向こうの携帯の着メール音が鳴ってしまう。

相手が深夜族だと分かっているならさほど罪悪感はないが、殊に乳幼児の育児中という相手には気を遣う。やっと子供を寝かしつけたところに、着メール音が鳴って起こしてしまっては…。いつ電話をするか、メールを送るかは、さじ加減が必要なのである。

ちなみに、前回派遣国のマレーシアと日本の時差は-1時間。これだと、あまりずれた感じはなかった。いや、考えてみれば3時間だって、時差としては少ないほうだ。アフリカ、中南米に行っている協力隊員は、時差10時間とか12時間とかも普通だ。日本とは昼夜がまったく逆になる。もっとも、時差が-22時間みたいなことだと、それは+2時間と同じことになるが。

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