協力隊が派遣される場所の言葉は様々である。それぞれが派遣される国・地域の状況に合わせて、訓練所で訓練を受ける言葉も異なる。
国によっては英語が公用語として使われている所がある。英語は、ほぼすべての隊員が学校教育で学ぶ機会があった言葉だ。しかし、英語以外となると、大学やラジオ講座などでやっていたことがある場合を除けば、ほとんどが初めて学習する言葉である。訓練言語に入っているスペイン語、フランス語、ロシア語(訓練所での私はこれ)は、NHKのテレビ・ラジオ講座もあるが、ヒンドゥー語、バングラ語、キルギス語(現在の私はこれ)などは、日本でレッスンを受けられる所はかなり限られている。
ともかく、2ヶ月間、そういうマイナー言語(「マイナー」って、本当は相対的な意味でしかない。その言葉が母語である人にとっては「メジャー」なはずだ)も含めて訓練を受けて、任地に赴くのである。
マイナー言語を学んで、現地でもその言葉メインで活動する隊員にとっては、まず辞書など、その言葉の学習・使用を補助するためのツールが極端に手に入りにくい。
例えば、キルギス語だと、キルギス語-日本語のキル日辞書はない(かつてはあったという噂も聞いたが…)。キル英辞書も、欲しくて欲しくて、色々な書店を回ってみたが、どこにも売っていなかった(英キルはある)。手にはいるのはキル露・露キル辞書。これは、キルギスがロシア語文化圏であるためであろう。
キルギス語を学習した隊員が、現地で新しい単語を調べたい時は、訓練所ではやっていないロシア語を介さなければならない可能性が高い(もちろん、他の方法もいくつかある)。これは、ウズベキスタンでも同様らしい(→同期のウズベク語隊員のブログ)。
そういう場合に備えて、たとえロシア語隊員でなくても、キルギス(ウズベキスタンも)ではロシア語辞書があったほうがよいというのが私の考えだ。そして、(やっと本題なのだが)、辞書に関しては断然、電子辞書を用意したほうがよい。
国語辞書でさえも、書籍辞書と電子辞書では、検索のスピードが全然違う。まして、慣れない外国語となると、アルファベット順を思い出すだけでもまごまごしてしまうのだから、キーボードで打って(最近の製品は手書きにも対応している)検索できるのは圧倒的に早い。
また、某社のロシア語電子辞書の場合、露和・和露辞書が入っていて、和露で調べた単語から、簡単に露和辞書にジャンプできるので、単語の詳細な意味もすぐに調べられる。
キルギス語の資料を読む・書くという場合でも、適切なキルギス語単語を調べるためには、露キル辞書をひくことになるから、その時に電子辞書は役に立つ。
8年前、マレーシア隊員として派遣された時も、結局、マレー語-英語-日本語と、英語を介して言葉を調べざるを得なかったので、電子辞書が役に立った。これから派遣される予定の隊員で、現地での使用言語がマイナー言語でも、電子辞書は活動の効率を上げるためには用意しておいたほうが良いと思う。
※ なお、私は書籍辞書を否定している訳ではない。ロシア語に関しては、書籍辞書も持ってきている(中型のと、携帯用の小型のと)。それらも学習時や外出時には使っているが、いざ言葉を急いで調べなければならに時には、やはり電子辞書が便利だ。電子辞書は検索機能性が高いということだ。ただし電子辞書は、学習上のデメリットもあるので、完全に電子辞書だけにする気もない。
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