一昨日、ロシア語のキリル文字 について書いた。慣れるまでは苦労(と言っても、アラビア文字やタイ語、カンボジア語などのサンスクリット系文字、そして数が膨大な漢字に比べれば文字を覚える苦労は圧倒的に少なくてすむ)があったが、覚えてしまうと結構汎用性が高い文字でもある。
なんと言ってもロシア語の文字ということで、旧ソ連圏の多くでは今もキリル文字を使っている国が多い(逆に、キリル文字とは縁を切りたがっている国もある。その辺はロシアとの距離感の問題がからんでいる)。キリル文字文化圏であれば、読むだけならば文字を読むことができる。「英語は世界の共通語」なんて言っている輩は●●喰らえ(←自主規制による伏せ字)である。
協力隊でキルギスに行くことが決まり、ロシア語を勉強をし始めた頃に嬉しかったのは、ロシアの映画とかで場面の後ろに出ている標識の類を読めた時である。ま、読めたと言っても「ОТЕЛЬ(ホテル)」という程度の単語なのだが… ちなみに、キルギス語、ウズベク語の隊員も同様にキリル文字を読める。
なんか「キリル文字できるよ」自慢みたいになって恐縮であるが、実はロシア語を勉強していない日本人でも、結構キリル文字には親しんでいるだろうと思われる。
例えば…
| 壁 |д・)
(-з-)
よく見る絵文字の中にキリル文字が使われいるのである。絵文字なので読みは関係ないことだが、Д,дは英語のDd、зはzに相当する。
そう言えば、キルギス渡航前だったから今年の7月頃の新聞記事で、アメリカのオバマ大統領の政策(国民皆保険制度など)が社会主義的であるとして、自由競争を重んじる人たちからは反発を受けているとあった。その記事に付いていた抗議デモする人たちのプラカードに「SOCIДLIST OBДMД!!(オバマは社会主義者だ)」と書かれていた。確かに字の形はちょっと似てるんだけどねぇ~(もちろん、書いた連中もAではないことは承知だろうけどね)。
ん、何が変かわからなかったですか? もう一度、よく見てくださいませ。 (*´Д`)=з フゥ
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