サギに遭った

キルギス、イシククル湖の西端にバルクチという町がある。キルギス語で「балык /バルック/」が“魚”の意味で、それに“職業者、専門家”を表す接尾辞「чы /チ/」を付けた言葉で、魚の仕事をする人、つまり“漁師”という意味の単語である。

町の名前から分かるように、ここはかつてイシククル湖の漁師町として栄えていたのだそうだ。今は漁業禁止となっているそうで、確かにイシククル湖で漁をしている船は見たことはない(釣り人はいるけれど)。そういう背景があってだろうか、バルクチという町はうらさびれた感じの町になっている。

私がバコンバエバ村を離れる前に、同じ村の隊員たちとバルクチに遠出。バコンバエバからはタクシーで1時間。いつもは首都への移動の通過点であるので、大通りの一本裏の筋がどういう雰囲気なのかさえも知らなかった。

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裏通りであるが、道幅はかなり広い。大型トラックが対面通行してもなお余裕がある。おそらく昔はこっちがメイン道路だったのではないか。

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バルクチは、キルギスで唯一の鉄道路線の終着地点でもある。ソ連時代にはロシア圏との物資輸送として大いに活用されていたようだが、今は需要が減って本数も少ない。旅客車両は夏場にしか運行しないそうである。ちなみに、ビシュケクで新しく住み始めた家のすぐ近くが鉄道の駅である。

そんな感じでバルクチ内をうろうろと散歩をしていたのであるが、線路に沿って流れる小川にあれを発見。

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この白い鳥はサギである(詳しい種類は分からないが、“シロサギ”ってことでよいのだろうか)。これまで、ビシュケクへ移動するマルシュルトカ(乗り合いワゴン)で、何度かサギを見かけたことがあったのだが、いかんせん乗り合いの車であるから、停めてもらうこともできず写真を撮れずにいた。そのサギをこの日は撮影することに成功。キルギスでのサギ撮影は半ばあきらめていたので嬉しかった。

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ちょっと見つけづらいが、別の一羽も撮影。光学3倍ズームのコンパクトデジカメではこのくらいが限界の距離であった。

私がサギを身近に見たのは、マレーシアにいた時で、その後、日本でも大阪の川で見たりもしたので、この鳥は暖かい所に棲むものだと思っていたが、マイナス気温になる場所でも生息していることになる。

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