2011/07/08

ブックレビューつまみ喰い

キルギスにいると日本の新刊書が手に入らない。その対策という訳でもないが、ネット上の書評サイトで、どんなのが出版されているかとか、どんな本が流行っているのかとか、本の概要はどんなか、など見ている。

大手新聞社のウェブサイトには紙面掲載された書評が転載されている(すべてではないかも知れない。そうしないと新聞の購読が減ってしまうから)。

それ以外に、アマゾンでも各書籍(CD・DVD、PC機器なんかも)のレビューが書かれている。実際、日本にいる時もアマゾン・ブックレビューは結構参考にして買うかどうかを決めていた。

唐突だが、最近、アマゾンでブックレビューが充実していた本。

小出 裕章『原発のウソ』(扶桑社新書)

時節柄、原発への関心の高まりもあって、新刊書なのにレビュー数は多い。一方、レビューで酷評されている本もあって、著者には悪いが、そういうレビューを読むのも楽しい。

橋爪 大三郎、大澤 真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)

著者は二人とも著名な学者なのにね…。

アマゾンの場合、ウェブブラウザのcookieを有効にしていると、自分の過去の閲覧・購入履歴が記録されて、そこから「あんたの興味ありそうな本はこんなでしょ」と言ってくる。自分の興味の傾向に基づいているので、食指が動く本が出てくる。これは面白い機能なんだが、一方でそういう情報が自分の知らないどこかに蓄積されているのは空恐ろしい気も…。

今は、大手の書店は自身のサイトを持っていて、そこでも書籍の紹介が見られる。こちらは一般読者のレビューではなく、各売り場(児童、科学、文学など)の担当者がお薦めポイントを書いているので、アマゾンのレビューとは違った視点・書き方で面白い。新刊書の紹介が中心だが、何かの企画に関連して過去の出版物でもまとめて紹介されることがあるので、これも参考になる。

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