テレビの天気予報でキルギスの州ごとの予想最低・最高気温が出ていた。その日の予報では、キルギスで隊員が派遣されているのは3州あるが、私が以前いたイシククル州の最高気温が24℃、もう一つ別のナリン州というところは最高気温22℃であった。
首都ビシュケクはチュイ州にあるが、ここは34℃と出ていた。他の州と比べると約10℃も違う。
これは、標高の違い、山に囲まれていたり平野が多かったりという地形の違いなんかが関係しているのだろうけど、10℃ってかなりの違いである。
昨年の夏はバコンバエバ村にいて、日によっては30℃はいっていたと思われる日もあったが、それでも日が落ちれば肌寒くなるような感じであった。今年はビシュケクで過ごしているので、日本にいるようなジリジリとした陽射しを受けている。
首都以外の隊員(地方隊員と呼ばれる)が所用で首都に来た時に、10℃の気温差を経験するので、体調管理が大変である。実際、それぞれの地方を出発する時は、薄い長袖を羽織ってちょうどよいくらいであっても、チュイ州に入る峠を越えた途端に気温が急上昇するから、半袖にならなければならない。熱中症になりかけた、と言っていた人もいたくらいである。
そういえば、ビシュケクの人たちは、夏休みになるとイシククル湖(イシククル州にある)へ行くのが当然みたいのようであるが、35℃の猛暑で暮らすビシュケク住人にしてみれば、イシククルに出かけるのは文字通り「避暑」であるのだね、今気づいたけど…。
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