任期残りわずかにして今さらなのだが、というか、残りわずかになったからゆえに、この2年間で「ああ、やっておけばよかった」ということが頭に浮かんでくる。
落語のファイルを持って来ればよかった…
いくつかの落語を音声ファイルに変換して持ってきていたが、もっとたくさん持って来ればよかった。桂枝雀の全集とか、金を惜しまずに買っておけばよかったなぁ、つくづく思う。落語とか漫才のCD・DVDは、外国では入手できない物だから、日本でゲットしおくべきであった。それでも、今は動画サイトで過去の寄席番組なんかがアップロードされている(あれって違法じゃないのかな?)から、たまにそういうのを見たりもしていた。
もっと読書すればよかった…
2年間、時間がたくさんあると思って、日本で読めていなかった本、読むのに時間がかかりそうな本をキルギスに持って来たり、あるいは郵便で送ってもらったりしてあった。でも、結局読めなかった本もたくさんある。郵送の手間と料金だけがかかったというわけである。
前の任地(地方の村)にいた時は、仕事は少なく、勤務後も娯楽場所はなかったので、ちょこちょこと本を読み進めていた時期もあったが、首都に移ってからは仕事が忙しくなったのと、部屋にテレビが付いていたので、本よりもテレビになってしまった。日本でもだいたいそんな感じだったんだけどね。
もっと語学勉強すればよかった…
これも読書と同じような感じ。村にいた時は、現地ではキルギス語のほうが多く使われていたので、キルギス語を独習していたが、首都に来て、職場が変わってからはロシア語中心となり、キルギス語の勉強は遠ざかってしまった。
ロシア語の勉強はしていたが、日によってむらがあったのがよろしくなかった。語学は、①基本的な文法事項を短期間で総ざらいして、②その後は、一定量の学習(単語、文法)を継続的に取り込むのがよい、という感じがする(これって、協力隊の語学訓練のやり方なんだけどね)。
もっとウクレレ、ギターの練習をすればよかった…
こんな反省ばっかり。楽器の練習も毎日コツコツとやる以外に上手くなる道はないからねぇ。2年前の予定では、キルギス滞在中にもうちょっと上手くなっているはずだったのだけれど…
もっとキルギス国内旅行しておけばよかった…
まだ行っていない場所が結構ある。もちろん、限られた時間であそこもここも旅行できるわけはないのだが、もうちょっといろんな場所を訪れる機会はあったような気がする。と言っても、もともと出不精の気もあるから、無理に出かけるのも不自然なんだが。
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これらの「…しておけばよかった」をまとめると、「2年間、時間がたっぷりあるから、いろんなことができるぞ~」と思っていたけれど、結局、たっぷりある時間を大して有効利用せずに終わった、ということになろう。
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