2012/07/16

あと、10日。現実感、まだ無し。

7月26日が離任なので、今日で残り10日となった。でも、まだ帰国することにそれほど実感はわいていない感じでもある。

今週は仕事の最終週で、指導をしている自閉症の子供たちにとっても、最終回の指導となる。最終回なので、家族の人に頼んで、レッスンの後に記念撮影をする。自閉症の子には、カメラのほうを見るというのは難しい子が多いので、記念撮影でも一人よそを向いている。それがまた、その子らしい。あとで見ても「ああ、この子」と思い出すことになるだろう。

子供に付き添ってきている親からは「もっといてほしかった」「また来てくれないのか?」と声をかけてもらう。すべての子供・親にとって役立つ指導・支援ができたとは思っていないが、そうやって声をかけてくれる親にしてみれば、この数ヶ月の指導を通じて、多少なりの変化を感じられたということではないかと思う。

それにしても、日本を出発する時には「やれやれ、今から2年か」と、自ら志願して協力隊に参加したにも関わらず、2年という月日を長く感じたものだが、ぼーっとしたり、遊んだり、仕事したり、飲んだり食べたりして毎日を過ごしているうちに、730日間という時間は蓄積されていくのだ。

協力隊は期限がある上での話だが、人生全体を尺にとってみても同じことである。毎日、楽しんだり、苦しんだり、笑ったり、泣いたり、痒がったり、痛がったり、ほしがったり、嫌がったり、そんな一つひとつの感覚や感情を過ごしているうちに、いつか終わりの日を迎える。

人生の終わりの日については、いつ、どのように終えるのかはわからないが、協力隊の2年を「あっという間だった」と感じるように、「ああ、この○○年はあっという間に過ぎたなぁ」と思うのは、ほぼ間違いない。

2 件のコメント:

  1. 本当に残すところ数日になったんですね。
    最後まで元気に過ごして、日本に帰ってきてください。
    日本は暑いですよ~(笑)

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    1. udayoriさん、コメントありがとうございます。
      この返信を書いている時点で、今日を入れて、もうあと4日。
      本日(7/23)は最終活動報告会です。これが終われば、活動のほうは、ほぼ終わりです。
      あとは荷物の整理だけ(でもこれが一番の大仕事かも…)

      > 日本は暑いですよ~(笑)

      覚悟しておきます。(^^;

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