2010/11/24

我が部屋の「弦楽器3兄弟」③

我が部屋の弦楽器3兄弟の紹介、最後はコムズ。

コムズは現地語表記だと「комуз」。弦は3本。

日本の三味線、サンシンも3弦楽器だが、どちらもちゃんとやったことがないので、調弦をどうするのか分からない。訓練所でサンシンを聞いていたら、開放弦でFコードになるようになっていたと思うが、どうだろうか?

コムズの場合、曲によって調弦を変えるようである(楽譜を見たら、曲ごとに調弦が指定されていた)。一番多いのは、E-A-Eという組み合わせ。ギターをやっている人なら、2本がE音ということは、オクターブ違いだろうと想像されるだろうが、この2本のEは同じ音程。

3弦でベース音を出しながら、1,2弦でメロディーを弾くのだが、1弦の方が2弦よりも音が低いので、音程が上がる時にギターとは逆に弦を使うことになる(言っていること分かりますかね?)。多分、キルギスの音楽が、そういうやり方のほうが弾きやすいのだろう(あるいは、こういうチューニング合うように曲が作られてきたのかも)。

我がバコンバエバ村にも音楽教室があって、私以外の二人の先輩隊員たちはそこでレッスンを受けている。私も近いうちにレッスンを申し込もうと思っている。専門の先生から教わったら、この楽器についてもうちょっと分かってくると思う。

コムズの音、曲ってどんな感じか、ひょっとしたらYouTubeあたりにデータがあるかも知れないから、興味を持った方は「キルギス コムズ」などの検索をかけてみてはどうだろう(こちらはパケットが大量になるので動画は見ないようにしている。YouTubeは帰国までおあずけ)。

キルギスの協力隊OB/OGの人たちが、帰国後も集まって演奏をすることがあるようだから、JICA関係のイベントに行ったら見られるかも知れない。

komuz_players (コムズを演奏するキルギス協力隊員。掲載の許可はもらってないので、ぼかしを入れてます。見づらいですが…)

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