私が、青年海外協力隊隊員としてキルギスにいた2012年時分、キルギスのユースチームの指導のため、日本人が赴任していた。
何度か食事をしたり、練習を見学させてもらったりしたことがあった。その方は中学~高校にあたる世代の指導にあたっていた。
2012~2014年、青年海外協力隊員としてキルギスに赴任。現地での活動・見聞したことを記録するためのブログ。 帰国後も、キルギス関連のネタがあればときどき更新してます。
2018/10/27
サッカー キルギス代表について(2)
キルギスのFIFAランキングが199位だった2012年と言えば、私がキルギスにいた年である。当時は、キルギスサッカー史の中でも、一番ランキングが低い頃だったということになる。
国内リーグがあるのは知っていたが、結局、一度も試合を見ることはなかった。今はどうなのであろう?
キルギス国内のニュースサイトの10月25日記事を見ると、「キルギス代表はFIFAランキング上昇を継続」とある。それなりに注目されているということかも知れない。
キルギス代表の試合日程を見てみたら(wikipedia)、11月15日にスイスでコロンビア代表と親善試合が組まれているのに気付いた。その5日後に名古屋で日本代表と試合。
キルギス→スイス→日本という移動だから、キルギスチームの選手のコンディションはきついと想像される。
ランキング格下、選手のコンディション万全でない相手に接戦となると、日本代表への評価は厳しくなるだろうなぁ。セルジオさんとか…。
キルギスは、レスリング、柔道などの格闘技系の競技では成績がよく、その要因の一つは彼らの体幹の強さだと私は思っている。
遊牧民であるキルギス人は、馬上でバランスを取るだけでなく、騎馬戦なんてのも好んでやる。モンゴル人とも共通の風習が多いようで、日本で「モンゴル相撲」として知られている組合い相撲もあり、とにかく体ががっしりしている。
日本の選手も、そりゃあハードな練習をしているとは思うが、ボディコンタクトに関してはキルギス人は相当強いと思うので、日本の選手がコンタクトで勝負に行くのか、コンタクトを避けて球さばきやチームプレイで勝負するのかは注目したい。
JFAのサイトに、キルギス代表の解説・分析記事がったのでリンクを貼っておく。
http://www.jfa.jp/samuraiblue/20181120/news/00019233/
wikipediaに載っている2017年以降では、日本とキルギスの対戦はない。
ワールドカップのアジア予選で当たっていた可能性はあるが、先回予選では日本は1次予選免除、キルギスは1次予選敗退だったので直接対戦はなし。キルギスのサッカー連盟ができたのはキルギス独立後の1992年のようだから、これまで日本との対戦はないのかも知れない。
そのキルギスがキリンチャレンジカップに招待(?)されたのは、やはり、ランキングが上がっているからこそだろう。「キルギス? そんな国あるの?」という日本人がほとんどだろうが、これを機に日本でのキルギスの認知度が上がることだろう。
国内リーグがあるのは知っていたが、結局、一度も試合を見ることはなかった。今はどうなのであろう?
キルギス国内のニュースサイトの10月25日記事を見ると、「キルギス代表はFIFAランキング上昇を継続」とある。それなりに注目されているということかも知れない。
(出典:24.kg)
キルギス代表の試合日程を見てみたら(wikipedia)、11月15日にスイスでコロンビア代表と親善試合が組まれているのに気付いた。その5日後に名古屋で日本代表と試合。
キルギス→スイス→日本という移動だから、キルギスチームの選手のコンディションはきついと想像される。
ランキング格下、選手のコンディション万全でない相手に接戦となると、日本代表への評価は厳しくなるだろうなぁ。セルジオさんとか…。
キルギスは、レスリング、柔道などの格闘技系の競技では成績がよく、その要因の一つは彼らの体幹の強さだと私は思っている。
遊牧民であるキルギス人は、馬上でバランスを取るだけでなく、騎馬戦なんてのも好んでやる。モンゴル人とも共通の風習が多いようで、日本で「モンゴル相撲」として知られている組合い相撲もあり、とにかく体ががっしりしている。
日本の選手も、そりゃあハードな練習をしているとは思うが、ボディコンタクトに関してはキルギス人は相当強いと思うので、日本の選手がコンタクトで勝負に行くのか、コンタクトを避けて球さばきやチームプレイで勝負するのかは注目したい。
JFAのサイトに、キルギス代表の解説・分析記事がったのでリンクを貼っておく。
http://www.jfa.jp/samuraiblue/20181120/news/00019233/
wikipediaに載っている2017年以降では、日本とキルギスの対戦はない。
ワールドカップのアジア予選で当たっていた可能性はあるが、先回予選では日本は1次予選免除、キルギスは1次予選敗退だったので直接対戦はなし。キルギスのサッカー連盟ができたのはキルギス独立後の1992年のようだから、これまで日本との対戦はないのかも知れない。
そのキルギスがキリンチャレンジカップに招待(?)されたのは、やはり、ランキングが上がっているからこそだろう。「キルギス? そんな国あるの?」という日本人がほとんどだろうが、これを機に日本でのキルギスの認知度が上がることだろう。
サッカー キルギス代表について(1)
サッカーの日本 対 キルギスの試合があることを知ったので、キルギス代表についてネット検索してみた。
FIFAランキングは、現在「90位」となっている。日本は「50位」なので格下にはなるが、注目すべきはそのランキングの上昇傾向である。
「199位」だった2012年以降、ランキングは着実に上昇している。
対する日本代表のランキングを見ると現在50位だが、かつては14位、15位という時もあったようである。
日本の場合、周期的にランキングが上下しているが、これはワールドカップ予選やアジア大会なんかの実施周期と関連している、みたいな話を聞いたことがある(気がする)。
ワールドカップ本戦のグループ分けの際、その時点でのランキングが重要らしく、日本代表がランキングポイントを取れるタイミングが、ワールドカップの開催年とずれているため、グループ分け抽選で不利に働くらしい。
キルギス代表は、まだワールドカップの最終予選まで残ったことはないと思うが、このまま実力をつけていけば、いずれは日本にとっても手強い相手になるかも知れない。
FIFAランキングは、現在「90位」となっている。日本は「50位」なので格下にはなるが、注目すべきはそのランキングの上昇傾向である。
(出典:FIFA.com)
「199位」だった2012年以降、ランキングは着実に上昇している。
対する日本代表のランキングを見ると現在50位だが、かつては14位、15位という時もあったようである。
(出典:FIFA.com)
日本の場合、周期的にランキングが上下しているが、これはワールドカップ予選やアジア大会なんかの実施周期と関連している、みたいな話を聞いたことがある(気がする)。
ワールドカップ本戦のグループ分けの際、その時点でのランキングが重要らしく、日本代表がランキングポイントを取れるタイミングが、ワールドカップの開催年とずれているため、グループ分け抽選で不利に働くらしい。
キルギス代表は、まだワールドカップの最終予選まで残ったことはないと思うが、このまま実力をつけていけば、いずれは日本にとっても手強い相手になるかも知れない。
サッカー 日本代表 vs キルギス代表戦 11月20日
サッカー日本代表とキルギス代表の試合がある。
キリンチャレンジカップ2018
http://www.jfa.jp/samuraiblue/20181120/
日時:2018年11月20日(火) 19:20キックオフ
会場:豊田スタジアム(愛知)
キリンチャレンジカップ2018
http://www.jfa.jp/samuraiblue/20181120/
日時:2018年11月20日(火) 19:20キックオフ
会場:豊田スタジアム(愛知)
2018/09/17
【記事転載】キルギス友好コンサート
神奈川県川崎市のコミュニティサイトに、キルギス関連のイベントの告知があったので転載します。
(転載元:https://www.townnews.co.jp/0204/2018/09/14/448520.html)
(転載元:https://www.townnews.co.jp/0204/2018/09/14/448520.html)
2018/09/16
イラン国営放送・日本語放送、2018年9月22日終了
イラン国営放送(IRIB)が、毎日、定時に日本語での放送をしている。
青年海外協力隊でキルギス派遣中は、現地で短波ラジオを購入し、日本語の番組を聴きたいとあれこれ探しまわっている時に、 イラン国営放送が日本語放送をしていることを知った。
キルギスでは、イラン国営放送の電波が割ときれいに入り、周囲に日本語を話す人がいない環境で、日本語の番組を聴けるので、ちょくちょく放送を聴いていた。
放送された番組は、IRIBのサイトでアーカイブとして音声ファイルを聴くことができる。
たまたま思い立って、久しぶりに放送を聴いてみようとIRIBのサイトを見てみたら、なんと、この9月22日の放送を持って、IRIBの日本語放送は終了すると告知が出ていた。
◆IRIB国際放送ラジオ日本語閉局のお知らせ
欧米西側諸国とは異なる価値観で報じられるニュースは、私たちが普段、日本のマスメディアで見聞きするのとは異なる(時には真逆の)切り取り方で提示されており、私たちが正しいと思っていることが世界中どこでも正しいとは限らないことを知らせてくれていた。
トランプ政権になってからは、アメリカとイランの関係が悪化している。
IRIB日本語放送が閉局と決まった経緯は分からないが、予算削減のような流れの中で、親米派の国の放送から削っていくことになったとも勘ぐってしまう…
そもそも、短波放送の愛好家は世界的に減少しているので、政治状況には関係なく閉局になる流れだったとも考えられる。
自分の、キルギス協力隊の記憶とリンクしているものが一つ、姿を消していくのは寂しい。
青年海外協力隊でキルギス派遣中は、現地で短波ラジオを購入し、日本語の番組を聴きたいとあれこれ探しまわっている時に、 イラン国営放送が日本語放送をしていることを知った。
キルギスでは、イラン国営放送の電波が割ときれいに入り、周囲に日本語を話す人がいない環境で、日本語の番組を聴けるので、ちょくちょく放送を聴いていた。
放送された番組は、IRIBのサイトでアーカイブとして音声ファイルを聴くことができる。
たまたま思い立って、久しぶりに放送を聴いてみようとIRIBのサイトを見てみたら、なんと、この9月22日の放送を持って、IRIBの日本語放送は終了すると告知が出ていた。
◆IRIB国際放送ラジオ日本語閉局のお知らせ
欧米西側諸国とは異なる価値観で報じられるニュースは、私たちが普段、日本のマスメディアで見聞きするのとは異なる(時には真逆の)切り取り方で提示されており、私たちが正しいと思っていることが世界中どこでも正しいとは限らないことを知らせてくれていた。
トランプ政権になってからは、アメリカとイランの関係が悪化している。
IRIB日本語放送が閉局と決まった経緯は分からないが、予算削減のような流れの中で、親米派の国の放送から削っていくことになったとも勘ぐってしまう…
そもそも、短波放送の愛好家は世界的に減少しているので、政治状況には関係なく閉局になる流れだったとも考えられる。
自分の、キルギス協力隊の記憶とリンクしているものが一つ、姿を消していくのは寂しい。
2018/08/27
ニンニクのにおいをおさえるキルギスの知恵 NHK「ガッテン!」で紹介
日本のテレビ番組で、時々、キルギスが紹介されることがある。
私がキャッチしたものを記事にしておく。
”コレステ・高血圧に!ニンニクの力120%活用&ニオイ問題解決SP”
→番組ページ
この回のテーマは、健康によいニンニクの活用方法について。
ニンニクは活用したいのだが、なんと言ってもあのにおいが気になって、普段の食事には取り入れづらい。
しかし、調理方法を工夫すれば、ニンニク特有のにおいがあまり発生しないのだという。
その調理方法として、キルギス人の料理が参考になる。
ということで、日本在住のキルギス人の家庭にお邪魔して、ニンニクを使った料理を見せてもらう、という流れ。
キルギス人が集まる時の定番料理であるプロフ(炊き込みごはん。ピラフ)の作り方を見せてもらう。
キルギス派遣時に何度も食べた。
本当にうまい料理。日本人の知らない米のおいしい食べ方が、世界にはたくさんある。
(番組では赤米っぽいのを使っていたが、どこで入手できるのだろうか?)
キルギスで食べたプロフは、ニンニクがのっているものも、のっていないものもあった。
のっているものも、さほどにおいはなかったことを思い出した。
私がキャッチしたものを記事にしておく。
NHK総合 「ガッテン!」
2018年8月1日放送”コレステ・高血圧に!ニンニクの力120%活用&ニオイ問題解決SP”
→番組ページ
この回のテーマは、健康によいニンニクの活用方法について。
ニンニクは活用したいのだが、なんと言ってもあのにおいが気になって、普段の食事には取り入れづらい。
しかし、調理方法を工夫すれば、ニンニク特有のにおいがあまり発生しないのだという。
その調理方法として、キルギス人の料理が参考になる。
ということで、日本在住のキルギス人の家庭にお邪魔して、ニンニクを使った料理を見せてもらう、という流れ。
キルギス人が集まる時の定番料理であるプロフ(炊き込みごはん。ピラフ)の作り方を見せてもらう。
キルギス派遣時に何度も食べた。
本当にうまい料理。日本人の知らない米のおいしい食べ方が、世界にはたくさんある。
(番組では赤米っぽいのを使っていたが、どこで入手できるのだろうか?)
キルギスで食べたプロフは、ニンニクがのっているものも、のっていないものもあった。
のっているものも、さほどにおいはなかったことを思い出した。
皮丸ごと加熱でにおわない
この番組によると、ニンニクは皮のまま丸ごと加熱すると、ほとんどにおいが発生しないのだそう。確かに、ニンニクはみじん切りにするとにおいが強く。
私がキルギスにいた時、インスタントラーメンにニンニクをスライス切りしていたが、口臭がして、まわりに迷惑をかけていたかも…
あのにおいがする方がニンニクの栄養効果が高いように思ってしまうのだが、そういうことはないようである。
皮のついたまま丸ごと加熱することで、ニンニクからうまみが出るという利点もあるとのことで、この調理方法は活用したい。
ところで、この番組で知ったもう一つのことは、「ニンニクの原産地は中央アジア」だということ。
「にんにく 原産地」で検索するとたくさんの結果が出てくる。どれも似たような内容だが、「キルギスあたり」とはっきりと述べているサイトもある。
キルギス人からそういう話を聞かされたことはなかったが、キルギス人はこのことをしっているのだろうか? ニンニクというメジャーな食材の原産地であるなら、観光用にアピールで使えないものだろうか…
(キルギス人の男性は、しばしば男性だけで家での食事会を開くのだそうだ。)
2018/08/24
キルギスが紹介された番組 「笑ってコラえて!」
日本のテレビ番組で、時々、キルギスが紹介されることがある。
私がキャッチしたものを記事にしておく。
2018年3月14日放送(後半)
市場でクルト(馬乳などを発酵・乾燥させて固めたもの、チーズに近い)や、チュチュック(馬などの腸詰め) が紹介される。
キルギスの南部なら、まだ日本人が行ったことのない村がありそうだとの情報をもらい、「アクムズ」という村を目指す。
(アクムズ村のマップ)
アクムズ村の村長に取材を申し込む。当初、いきなりのテレビ取材に慎重になっていた村長であったが、取材意図を了解し、村で取材させてもらえることになる。
この村には日本人は来たことがないとのことで、企画の目的地として合格。
日本文化の紹介ということで、現地でかまくらを作ることになる。しかし、氷点下30度の地域なので、雪はサラッサラのパウダースノー。日本のべた雪のように固まってくれない。
雪に水をかけて、固まらせながら、2日かけてかまくらが 完成。
日本とは雪質が違うため、かまくらを作ることはないキルギス人にとっては新鮮ではなかったかと思う。子供たちは「中はあったかい」 との感想。
村での滞在の様子を見ていて思ったのは、キルギス人のフレンドリーさである。いきなり訪れた外国人の呼びかけに応じて、たくさんの人が公民館のようなところに集まって話を聞き、かまくら作りにも協力してくれていた。
小さな村だから、こういうことが大イベントとして盛り上がる素地があるのかもしれない。それにしても、日本の街中でこういうノリはないし、キルギスにおいても都市部ではおそらくなくなっている光景なのである。
私がキャッチしたものを記事にしておく。
日本テレビ 「笑ってコラえて!」
2018年3月 7日放送(前半)2018年3月14日放送(後半)
”世界一周!1年間ロケしっぱなしの旅”
番組スタッフが世界を一周しながら、「日本人未踏の地」を探して、そこで日本の文化を紹介していくという企画。
冒頭はキルギスの地理や文化を紹介。
市場でクルト(馬乳などを発酵・乾燥させて固めたもの、チーズに近い)や、チュチュック(馬などの腸詰め) が紹介される。
羊(番組内では「山羊」と紹介)をボールのように争奪する遊び、「コク・ボル」も紹介されていた。
キルギス国内の移動では、日本留学経験のある男性に助手を頼み、イシク・クル湖方面から訪問していく。
この辺りは 外国人観光客の定番ルートであるし、協力隊の派遣数も多い地域なので、案の定、村人からは「日本人が来たことがある」との返事が返ってくる。
(アクムズ村のマップ)
アクムズ村の村長に取材を申し込む。当初、いきなりのテレビ取材に慎重になっていた村長であったが、取材意図を了解し、村で取材させてもらえることになる。
キルギスでの訪問客の接待の習慣にのっとり、家で紅茶とパンを出される。これは遊牧民文化の名残りだと言われている。
(キルギスを訪問する人は、このような接待を受けたら、遠慮して断ってはいけない。パンは端っこひとかけらだけでも食し、お茶はできれば1回はお代わりをするのが現地のマナー。)
この村には日本人は来たことがないとのことで、企画の目的地として合格。
日本文化の紹介ということで、現地でかまくらを作ることになる。しかし、氷点下30度の地域なので、雪はサラッサラのパウダースノー。日本のべた雪のように固まってくれない。
雪に水をかけて、固まらせながら、2日かけてかまくらが 完成。
日本とは雪質が違うため、かまくらを作ることはないキルギス人にとっては新鮮ではなかったかと思う。子供たちは「中はあったかい」 との感想。
村での滞在の様子を見ていて思ったのは、キルギス人のフレンドリーさである。いきなり訪れた外国人の呼びかけに応じて、たくさんの人が公民館のようなところに集まって話を聞き、かまくら作りにも協力してくれていた。
小さな村だから、こういうことが大イベントとして盛り上がる素地があるのかもしれない。それにしても、日本の街中でこういうノリはないし、キルギスにおいても都市部ではおそらくなくなっている光景なのである。
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