2011/03/31

職場も春の準備

お隣りウズベキスタンの同期隊員(看護師)のブログを読んでいたら、暖かくなったので病院敷地内に木を植える作業を(病院スタッフ総出で)した、という記事があって、こちらと似ているなと思った。

かさぶたぶたぶ@ウズベキスタン
http://hoshinotori422.blog129.fc2.com/blog-entry-205.html

うちの職場も、先週金曜日に同じようなことをした。

オフィスの敷地にごみを溜める大きなごみ箱(日本語でなんて呼ぶのだろう?)がある。普段は、オフィスのごみはそこにどんどこと投げ入れているが、それも一杯になり、処理をしなければならなくなった。

燃えそうな紙や木くずの類は燃やしていた。当然、ペットボトル、ビニールも火にくべる。石油製品が燃えるときの独特のにおいの煙が立ち上っていた。今、日本の都会じゃこんなにおいを嗅ぐのはできないが、昔は結構道ばたで、たき火をしている人がいて、ビニールごみなんかも一緒に燃やしていたものだった。そんなことを思い出しながら、私も一所懸命にペットボトルに火が回るように火の番をした。

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燃やせない空き缶や廃電球はどうするかというと、オフィスの敷地を出た道路の脇に大きな穴を掘り、

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そこにごみを放り込んで、土をかぶせる。

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「ああ、途上国はやっぱひどいね~。ごみの処分もちゃんとしてないんだから…」と思いつつ手伝っていたが、いやちょっと待てよ、日本は余所様《よそさま》のことを言えるだろうか、と思い返してみた。

日本なら、大抵の所で自治体が決まった曜日にごみを回収してくれる。我々の「意識」も高くなっているから、生ごみ、プラスチック、ペットボトル、スチール、アルミ等々を分別して回収日に出す。家に溜まった紙くずやペットボトルをたき火にくべている人や、家の前の道に穴を掘ってごみを埋めている人はいない(まあ、そういう人もいなくはないけど…)。だから、我々の住む町は、キルギスと比べたら全然ごみが少ない。

しかし、その先の、私たちが見えない所では集められたごみ達が燃やされ、そのうちの燃え切らない物などは、さらに別の場所に積み上げられていく。そうして日本人は「夢の島」を作ったではないか。

キルギスのごみ処理の問題は確固としてある。それはそれで、この国が解決しなければ課題である(ごみ処理のシステム確立、住民の意識変革)。しかし、それはキルギスや発展途上国だけの問題ではない。

海外に行ってそこの生活様式を見ると、ついついその土地独特のやり方・問題だと錯覚してしまうが、大抵は自分の所でも同じようなことをやっているし、類似した問題も抱えている。生きるために食べ、食べれば出すのは、どこの人間だって同じようにするということだ。

「隣の芝生は青い」は、マイナス面のことについても当てはまる。言うなれば「隣家の出すごみは多く見える」というところか。

さて、この大掃除で屋外の大ごみ箱はきれいさっぱりとしたが、またごみを溜めていけば数ヶ月後には一杯になる。今度はどこに穴を掘ることやら…。

2011/03/30

春の徴《しるし》

3月中旬から、加速度的に暖かさが増してきている。この春一番の蠅を発見したことを書いたのが3月19日。出現する蠅の数は確実に増えている。

さらに私が見つけられた変化としては、ミツバチも登場。いよいよ、蠅と蜂の競演が始まり、あの鬱陶しい羽音に悩まされる季節がそこまで来ている…。

一匹ではあったが、蟻も見かけた。マレーシアは一年中夏だったから、蟻は一年中活動していたし、その種類もたくさんであった。キルギスは、気温がマイナスになる場所だから、蟻たちは巣穴で越冬して、その間は姿を見ることがなかった。彼らも春を告げる生き物の代表だろう。

村内を飛んでいる鳥も、1ヶ月前には見かけなかったようなのがいるのに2~3日前に気付いた。コンパクトデジカメで鳥を撮影するのは、結構、難しいのであるが、何とか撮影できたらブログにアップしよう。鳥好きの友人もこのブログを見ている(かも知れない)ので。

さて、春の到来を告げるものの中で、一番インパクトがあったもの。

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ホームステイ先の家で飼っている羊。何気なく柵の中の様子を見に行ったら、なんか、いつもと違って貧相な感じになっていた。一瞬、状況がつかめなかったが、毛を刈られていることにすぐに気付いた。

ちょっと前までは

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こんな感じ(↑)で、モコモコとした毛皮で暖かそうだったのだが、

shaved_sheep2

大人の羊はみんな毛を刈られていた。寒い時季に毛を刈って、羊が体調を崩すことのないように、暖かくなったタイミングで毛を刈るのだろう。これを「優しい」と言っていいものなのかはわからんが…。人間でも、髪を切って風邪をひいた話はよく聞くしね。

よく見ると、毛を刈られた黒羊の右に移っている白い子羊(こちらは毛は刈られていない)も、毛皮の分のかさはあるが、大人と同じくらいの大きさになっている。年越しの前後に生まれていたはずだから、3ヶ月弱でここまで大きくなったのだ。

それと、茶色っぽい毛皮の羊も、毛の根元近くは黒っぽい色だというのも発見した。確かに、子羊は真っ黒(奥側に1頭映っている)だから、どうして茶色になるのかと思っていたが、根元は黒いままだと分かった。太陽光線の影響か何かで色が茶色になるんだろうか? (人間でも、夏場は陽を浴びて、自然に色が茶色っぽくなるという人に会ったことがある)。

刈られた羊毛は、洗った後でフェルト生地に加工されて、カーペット、壁掛けなどの原料となる(それを専門にやっている隊員が同じ村にいるから、そのうち、写真を撮らせてもらってアップしたい)。

貧相な 羊見て知る 春到来

…お粗末。

2011/03/29

【ネットニュースリンク】シリア情勢

シリアの情勢がますます緊迫しているようである。以下、ネット(Yahoo!の海外ニュースで検索)に27、28日くらいに出ていたニュースのリストと、一部抜粋。

●シリア、48年間続く非常事態令を解除か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000439-yom-int

●シリア「鉄の支配」にほころび 「反アサド」デモ全国拡大
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000558-san-int

だが、25日にはダルアーへの連帯を訴えるデモが全国の都市に拡大。各地でバース党事務所が放火されたり、大統領父子の肖像が破壊されたりしたのは、デモが「改革要求」から「政権転覆」へシフトしていることを強く印象づけた。

 シリアは「良くも悪くも地域のキープレーヤー」(外交筋)であり、アサド政権が揺らぐ事態となれば、「力の均衡」が破れてレバノンやパレスチナ情勢の流動化につながりかねないとの見方も出ている。

●シリア、デモ先鋭化 「政権転覆」叫ぶ住民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000086-san-int

●反政府デモ続くシリア、大統領の地盤都市に軍部隊投入
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000775-reu-int

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チュニジアを発端とした、エジプト、シリアなど中東諸国での反体制運動と政権転覆の動きは、イスラム圏の政治体制が大きく変わることになり(それ自体が良いか悪いかの判断は保留するとして)、今後の国際政治に大きな影響をもたらすことになるだろう。

2001年の9・11で、世界情勢が大きく変わったのと同じように、2011年も世界史において印象深い年になりそうだ(特に日本人にとっては、1995年の阪神大震災と同様、大きな震災に襲われたとしても記憶に残っていく)。