2011/10/05

セーミチキ、クアチのバリエーション

キルギスで売っているセーミチキ(ロシア語で「ひまわりの種」)は、前回ブログに写真を掲載したような普通のひまわりの種(白と濃い茶の縦縞、あるいは白色だけ)以外に、種を煎った物もある。

semechiki

焙煎しているので殻が焦げて黒く、香ばしい風味が付いている。これは美味しいのだが、食べていると殻の炭が指の指紋・爪の間に入って、指が汚れる。

クアチ(マレー語の「ひまわりの種」)は、味付けがされていたと記憶している。塩味とか、バーベキュー味とか、なんか他にも変わった味のもあったと思う。殻が付いているので、味付けをしても中の実には味が付きづらいはずなのだが、食べる時に人間が自分の指に付いた塩とかスパイスを一緒に舐めるから味を感じるのか。

とにかくマレーシア隊員時代にはクアチはよく食べた。クアチ以外にも色々な植物の種が売っている店を見つけて、隊員仲間とあれこれ買い漁《あさ》って試食会をした。数種類あったはずだが、今でも覚えているのは南瓜の種である。それ以外は、買った当時でも何の種だかわからなかったから、記憶にも残っていない。でも、面白いもので、どこの町のどこの店で買ったかは覚えている。もし、その町に行って、今もその店がやっていれば、行けると思う。

キルギスでは、6×8cmくらいのチャック付きのプラスチック袋に詰め込んだものが、露店などで5ソム(8円くらい)で売られている。これは明らかに民家で採集して詰め込んだと思しき物。他に工場で詰めた製品もある。これはロシアから輸入されている。これは露店で売っているものの5倍くらいの分量で40ソム(70円くらい)。

それにしても不思議に思うのは、これだけひまわりの種が消費されているのに、ひまわり畑って見かけない。どこか別の地域で栽培されているのであろうか。日本人は食べないが、世界中でこれだけ食べられているセーミチキ、クアチだから、一面のひまわり畑というのが存在すると思うのだ。

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