2011/06/26

帰国後の再会

前回協力隊参加した時の思い出話だが、協力隊は帰国後にJICAの本部に活動を報告しに行くことになっている(その時に、健康診断とかもある)。

指定された場所に行くと、「あっ!」と知った顔に会う。そう、2年前、訓練所で共に過ごし、それぞれの国に別れた同期の隊員たちも、皆、報告と健診のために集まっているのである。実際には、帰国日は派遣国によって前後するので、同じ日に帰ってきた国の隊員たち(厳密には、この時点では任期が終わっているので、もう「隊員OB」になる)と出会うのである。

懐かしい顔ぶれ。2年前、訓練所の時には大して交流がなかった人でも、話したくなってしまう。向こうも同じ心境なのだろう、自然と会話が始まる。

「お疲れさ~ん。どこの国に行ってたんだっけ? へぇ、■■といえば、アフリカだね。え、俺? 俺はマレーシア。■■はどうだった? 飯はうまかった? 暑かったでしょ。お互い様だね、それは。」

「なんか、2年前よりも痩せたんじゃない? 肌も焼けた感じだし」

みたいなことで、互いにそれぞれの任国で過ごした2年の痕跡を確かめながらの会話が続き、再び日本で会えたこと、すなわち自分たちの2年間の協力隊生活が終わったこともジワジワと感じるのであった。

「この後、どうすんの? 時間あんの? じゃあ、どっかで飯食おうぜ」と、当然、そういう流れになる。まして、せっかく帰国したのに、健康診断前日は酒を控え、採血までは断食をしているから、居酒屋メニューへの渇望は抑えられるはずがない。すぐそこには新宿のネオン街(ふ、ふるい表現!)が。

帰国報告会には、そういうお楽しみがあるのだ。

が、

今回、キルギス22年度1次隊は、任国の情勢が一時不安定になったため、出発が1ヶ月遅れ、すなわち帰国日も1ヶ月ずれている。あちゃ~。ということは、帰国報告会も、我々5名だけ、ってか? NTC(二本松訓練所)とか、任期延長、短期ボランティアなんかの人はいるかも知れないけど、知らない顔だし…。

まあ、キルギス同期の仲間とも、それぞれの地方に別れて、当分はみんなで集まることもないから、5人で帰国祝いになるだろう。というか、今から焼き鳥にするだの、焼き肉だの、いやそれは二次会で最初は回転寿司だ、だのと虚しい議論を白熱させるウマシカ者の私たちなのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿